12月25日(木)、岡山コンベンションセンターにおいて開催された高校生「夢育」PBLフォーラム2025に本校生徒が参加しました。本フォーラムには、県内外から59校・88チームが出場し、大学・企業関係者を含めると約550名が集う大規模な行事となりました。
本校からは、2年次生2チーム11名が参加し、これまでの探究活動の成果を発表しました。


1チーム目は、「360°×水島港」をテーマに、地元企業である水島通船株式会社と連携し、水島コンビナートクルーズの様子を360°カメラで撮影・編集し、臨場感あふれる360°映像を制作した実践について発表しました。さらに、この技術を応用し、校内の様子を360°映像で紹介するなど、「学校広報への活用(ストリートビュー技術)」といった今後の展望についても提案しました。


2チーム目は、「ファッションも大事じゃけど、地球も大事じゃ!!〜ファッションの裏側にある大量廃棄の現実〜」をテーマに、カンコー学生服や水島テラスミーティング実行委員会と連携した取組を発表しました。余剰生地を活用したトートバッグやシュシュなどの小物を製作し、3月に開催予定の地域イベント「テラスミーティング」での販売を計画しています。地域づくりのイベントに環境学習の要素を取り入れた販売ブースを提案することで、共感を生み、地域全体で環境改善に取り組む輪を広げていきたいという思いも語られました。


発表後には学校間交流が行われ、他校の生徒たちが取り組む地域資源や課題意識を生かした探究活動について情報共有を行いました。生徒たちは多様な視点に触れることで、自身の学びをさらに広げ、深める貴重な機会となりました。

本行事を通して、生徒たちは課題解決に向けて主体的に考え、他者と協働しながら社会とつながる学びの意義を実感することができました。この経験が、将来の進路選択や社会で活躍する力の土台となり、自らの夢を育み続ける大きな一歩となることを期待しています。